Docker Desktopとは?
以前はDocker For Windows
、Docker For Mac
と呼ばれていたソフトウェアが2018年9月頃にDocker Desktop
に統一されました。
Windows
およびmacOS
でももっとも簡単にDocker Swarm
やKubernetes
を実行出来ます。
WindowsではHyper-V
、macOSではHyperkit
を使用。
目次
- 注意点
- Docker Desktopを導入する
- Docker Desktopの設定
- エラー対応
- おわりに
注意点
WindowsでHyper-V
を使用するには下記使用要件(公式の使用要件ページ)を満たす必要があります。
- 要件の確認
- Windows Professional、Enterprise、および Education
- 64bit版OS
- 仮想化テクノロジー(
Intel VT
/AMD V
)の有効化 - 最小
4GB
のメモリー
Hyper-V
は、Windows 10 Home
にはインストールできません。
Docker Desktopを導入する
Windows
公式サイトからインストール
もしくはChocolateyなどでインストールをする。
Hyper-Vを有効化する(GUI)
スタート>設定>アプリ>プログラムと機能>Windows の機能の有効化または無効化を開きHyper-Vにチェックを付けてOK
※ OS再起動が必要になります
Hyper-Vを有効化する(コマンド)
管理者として PowerShell コンソールを開き下記実行。
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V -All
※ OS再起動が必要になります
Mac OSX
- Homebrewで入れる場合、下記コマンド実行。
brew install docker
brew cask install docker - Docker.appの起動。下記コマンド実行。
open /Applications/Docker.app
色々とダイアログが表示されると思いますので、メッセージに従って実行を進めて下さい。 - アカウントを登録
下記のような画面が表示されますので、Sign in / Create a Docker ID
でアカウント登録してください -
MacのメニューバーにDockerのアイコンが表示されたら完了です。
Docker Desktopの設定
共有設定(Windowsのみ)
ホストのディレクトリをコンテナにマウントする際に共有の設定、許可をしていないといけないため設定します。
タスクトレイのクジラアイコンを右クリック>
Setting
をクリック。
Settingsウィンドウが表示されるので、Shared Drivesをクリックします。
共有を許可するドライブにチェックを入れて、Applyをクリックします。
左下が再びDocker is runningとなれば完了です。
エラー対応
shared folder設定時にFirewallの警告が出る場合は
- ファイアウォールで許可するように設定する
- ネットワークの種別をプライベートネットワークに変更する
Set-NetConnectionProfile -interfacealias "vEthernet (DockerNAT)" -NetworkCategory Private
尚、DockerのShared Drives設定で以下のようなファイルシステム認証画面が出た場合は、ホストPCのユーザ名(ログインアカウント)とパスワードを入力して認証すればOK!
Hyper-Vが有効になっていない場合
上のようなプロンプトが表示されるので、Hyper-V
を有効化させてください。
おわりに
Macに比べてWindowsでは要件が厳しいですが、Dockerは便利なので積極的に使っていきたいですね!
0件のコメント